回想法|昔の思い出を語ることは認知症予防になる?
17歳、高校三年生。
当時、ブティックでアルバイトをして、初めて自分のお金で買ったのがルイヴィトンでした。
今のように簡単に買える時代ではなく、私にとっては背伸びをした大切な買い物でした。
あれから50年。
兵庫県、三重県、東京、そして名古屋。
何度か「もう手放そうかな」と思ったこともありました。
それでも、なぜか今も手元にあります。
物には、不思議と人生の記憶が宿るのかもしれません。
昔の思い出を振り返る「回想法」は、認知症予防にも良いと言われます。
古い写真や愛用品を眺めながら、当時の出来事を思い出す。
それだけでも脳には良い刺激になるそうです。
回想法で学んだこと

回想法とは、昔の写真や音楽などの思い出を手がかりに、過去の体験を語り合う心理療法です。1960年代にアメリカの精神科医ロバート・バトラーが提唱し、認知症の非薬物療法としても広く活用されています。
皆さんにも、懐かしい思い出とかありますか?
高齢者福祉の仕事をしていた時に、利用者さん達と回想法を数回行ったことがあります。お題は、幼少期に「忘れられない食べ物」を皆さん輪になって語り合い、中には戦時中だったので辛いことしか思い出がない、疎開先で食べた芋粥(いもがゆ)がとてもおいしかった。
姉のお見合いの相手からいただいた和菓子(当時は貴重だった)を、生まれて初めて食べた味が懐かしい。など、皆さん幼少時代に戻ったかのように嬉しい顔でお話ししたのを思い出しました。
ある利用者さんは、戦時中は生きいくので必死な時代だったから、「今が私の青春なの」と満面の笑顔でお話しをしていました。80代の女性はとても力強く、むしろ私がパワーを貰っていたと思います。
話しやすい話題を気軽にすすめていく事が大切です。
↓回想法の紹介です。
NHK回想法ライブラリーで紹介されていたこと
NHKの回想法ライブラリーでは、施設や家庭で手軽に回想法を行えるように、NHKに保管されている膨大なアーカイブを利用して、昔の番組やニュースの映像を無償公開しています。そのコンテンツの一部を使い、全12回の回想法プログラムの一例を紹介します。このプログラムを参考に回想法を実践してみてください。
「NHK回想法ライブラリー」から引用
回想法のポイント! |回想法は話すことで脳が活性化します。
- 施設、家庭や友人達と気軽に行えます。
- 回想したことを話すことで脳が活性化されます。援助者が質問して、回想を促しましょう
※先日、元職場の人が30年ぶりに学生時代の友人達と青春時代を語り合って、しっかり回想法を自然に行っていたと連絡がありました。
※皆さん、意外と身近なところで回想法を自然に実践していると思います。
参加者の話を興味深く聞いてみましょう
- 自己紹介 名前 年齢 ふるさと(出身地)を聞いたりしましょう。決して強制的には行わない
- テーマを伝え回想法を始める。選択した映像、音楽などを一緒に聴きましょう。
- 参加者が途中でリアクションがない場合、「○○さんも体験しましたか?」など声をかけてみる。
- 「昔の○○を見たり、聴いたこと」を回想をした感想を聞いてみる。
- まずは話し手から感想を話すのも進行しやすいです。
まとめ
回想法は年齢関係なく、若い人達も参加することによって交流の学びやきっかけとして活用できます。
そんなコミュニティの環境が大切だと思う。


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