セカンドオピニオンは大切?|私自身が受けて感じたこと

治験の申込み ブログ

「セカンドオピニオン」という言葉を耳にしたことはあっても、実際に利用したことがある方はそれほど多くないかもしれません。

セカンドオピニオンとは、現在の診断や治療方針について、別の医師の意見を聞くことです。

決して主治医を疑うためではなく、自分自身が納得して治療を受けるための大切な選択肢の一つです。

高齢福祉の現場でも話題になることが多い

私が高齢福祉に携わっていた頃、利用者さん同士でセカンドオピニオンの話題になることがよくありました。

「足首を骨折してプレートを入れたけど、本当に取り外した方がいいのかな。」

「お腹の痛みを何度も伝えているのに、痛み止めだけで様子を見ると言われる。」

「白内障の手術を勧められるけれど、本当に今受けるべきなのだろうか。」
こうした悩みは決して珍しいことではありません。

高齢福祉会館では定期的に健康相談を実施しており、短い時間ではありますが、普段主治医には聞きづらいことを相談される方も多くいました。

事前に質問をメモにまとめて来られる方もおられ、納得して治療を受けたいという思いが伝わってきたことを覚えています。
また、看護師資格を持つ職員が常駐していたため、ちょっとした不安や疑問を気軽に相談できる環境がありました。

今度は私自身が受ける立場になりました

先日、友人の術後検診に付き添って大学病院を訪れた際、「糖尿病患者の黄斑変性浮腫(DME)」の治験に関する案内を見かけました。

私は糖尿病と、黄斑変性で再発防止のため眼科へ通院しているため、「もしかしたら対象になるかもしれない」と思い、問い合わせをしました。

詳しく話を聞いた結果、まずは主治医から紹介状を書いていただき、大学病院を受診することになりました。仮に治療の対象にならなかったとしても、別の専門医の意見を聞くことは、私にとってセカンドオピニオンにもなると考えたからです。

実際に受診して感じたこと

受診当日は、事前に伝えていた内容が十分に共有されていないようで、少し戸惑う場面がありました。

担当してくださった看護師さんに改めて受診の目的を説明し、紹介状を確認していただいてから診察が
始まりました。しかし、私が期待していた治験についてのお話がほとんどなく、通常の新外来診察扱いという印象で終わりました。

治験に参加できれば少しでも医療の役に立てればという思いもあっただけに、少し残念な気持ちが残ります。

今回の経験で学んだこと

人と人

今回の受診で改めて感じたことがあります。

セカンドオピニオンは、診断や治療に納得するために、とても大切な制度です。
一方で、どれほど設備が整った病院であっても、最終的には人と人との関わりです。

説明の仕方や相談のしやすさなど、自分との相性も安心して治療を受ける上では大切な要素なのだと思いました。

今回の経験が期待通りの結果ではなかったとしても、別の医師の意見を聞くという経験そのものは決して無駄ではありませんでした。

もし治験や診断に不安や迷いを感じている方がいらしたら、一人で悩まず、セカンドオピニオンという選択肢を考えてみるのも一つ方法だと思います。

自分自身が納得して治療を受けること。それが何より大切だと、今回改めて実感しました。