68歳・退職して半年。「毎日が日曜日」で気づいたこと

高齢者孤独 認知症予防

還暦を過ぎた頃から、ずっと年金生活を夢見ていた私。

そして今年3月に退職し、気がつけば半年が過ぎました。

そこで今回は、退職してからの半年間を、一度振り返ってみることにしました。

退職前に考えていたことと、実際に半年間過ごしてみて感じたこと。

果たして私は、今の生活に満足しているのでしょうか。

憧れと、現実のギャップ

退職してすぐ、自分へのご褒美として「ひとりぶらり沖縄旅」に出かけました。

失業保険の手続きをしたり、WordPressでブログを書いたり……。

何だかんだと忙しくしているうちに、あっという間に2か月ほどが過ぎました。

「うん!この調子で毎日が送れたら、問題ないんじゃない?」

そんなことを思っていました。

そして、世間でよく聞く高齢者の名言(?)

「毎日が日曜日」

私にとっては、まさに憧れの言葉でした。

ところが、退職して2か月ほど経った頃から、ふと考えることがあります。

「まだ体は自由に動くのに、こんなにのんびりした生活を続けていいのだろうか?」

何とも不思議なことに、自由になったはずなのに、少しだけ罪悪感を感じる日もありました。

生活のリズムは変わらない

私は還暦を機に、日常生活のリズムを見直しました。

・起床時間 4時
・朝食   5時
・就業時間前の15分待機
・夕食   6時
・就寝   9時~10時

この生活を8年間続けています。

退職したからといって、生活リズムが大きく変わったわけではありません。

年齢のせいでしょうか。

今でも朝4時前後になると、自然に目が覚めてしまいます。

「毎日が日曜日」になっても、体に染みついた生活習慣は簡単には変わらないものですね。

人とのコミュニケーションが減った

高齢者コミュニティー

私が一番気になり始めたのは、実はここでした。

最後に勤めていた高齢福祉の仕事では、毎日、目まいがするくらい利用者さんと会話をしていました。

私は、人と話すことが決して苦手ではありません。

むしろ、自分から積極的に話しかけたり、会話を楽しんでいた方だと思います。

ところが退職すると、その環境が突然なくなりました。

いつの間にか、

「饒舌だった自分が、無口になっている?」

そんなことに気づき始め、不安を感じることもあります。

ショッピングモールで感じたこと

先日、友人を誘ってショッピングモールウォーキングに行ってきました。

夏休みも終わった平日のショッピングモール。

朝の館内は、何となく寂しげでした。

目に入ってくるのは、高齢者の方が多い。

そんな光景を見ていると、館内の平和な雰囲気を感じる一方で、なぜか少し寂しさも感じました。

「なぜだろう?」

自分でも、その理由はよく分かりません。

帰りの地下鉄でも、ひとりで座っている高齢者の方が目に入りました。

背中を丸めて、ポツンと座っている姿が、私には少し寂しそうに見えました。

もちろん、その方自身は何も寂しいと思っていないかもしれません。

ただ、その日の私は、そんな姿が妙に気になったのです。

もしかすると、退職して人との接点が減ったことで、今までとは違うものが見えるようになったのかもしれません。

「毎日が日曜日」だけでは足りない?

退職して半年。

私は今、こんなことを考えています。

年金生活になり、時間が自由になった。

好きなこともできる。

ブログも始めた。

ウォーキングもする。

それでも、人とのつながりがまったくなくなってしまうと、何かが足りない。

特に男性は、年齢を重ねるほど、仕事を離れた後の人付き合いが難しくなるのかもしれません。

だから私は、10月から「認知症予防リーダー養成講座」に通うことにしました。

もちろん、資格を取ることだけが目的ではありません。

これからも人と関わり、世間とのつながりを持ち続けるための、新しい一歩です。

退職して半年。

「毎日が日曜日」に憧れていた私ですが、今は少し考え方が変わりました。

自由な時間を楽しむことも大切。

でも、それと同じくらい、

「人とのつながりを持つこと」も大切なのかもしれません。

68歳。

まだまだ人生の途中です。

これからは、自分から外へ出ていくことも楽しみながら、年金生活を続けていきたいと思います。