夏になると思い出す、高齢福祉でのレクリエーション作り

紋切り ブログ

夏になると、以前、高齢福祉の仕事で行っていた「レクリエーション作り」を思い出します。利用者さん皆さんが、楽しくものづくりをするにはどうしたらいいのか。毎回アイデアを考えるのも、実は一苦労でした。

簡単すぎると、「こんな簡単なものだと面白くない!」

逆に難しすぎると、「こんな面倒くさいのイヤだ〜!」

……とにかく両極端なんです(笑)。

でも、考えてみれば、それだけ皆さんが自分の好みをはっきり伝えてくれていたということ。それも今となっては、懐かしい思い出です。

90分で完成させるための「試作品」

以前のブログでも紹介しましたが、レクリエーションは約90分以内で完成させることが一つの目安でした。

そこで、まず完成作品をイメージして、そこから逆算しながら試作品を作ります。
材料は何が必要なのか。

どこまで事前に準備しておけばいいのか。
どの工程なら、皆さんが無理なく作れるのか。

そんなことを考えながら、ひとつずつ試していきます。
そして試作品を作っていると、

「あの人は、これなら楽しんで作ってくれそうだな」

「あっ、この人は間違いなくブツブツ言いながら作るだろうな〜」

なんて、利用者さんの顔を思い浮かべながら作業していました。
思い出すと、ひとりでニヤニヤしながら試作品を作っていたこともあります(笑)。

紋切りを使った「うちわ」|2025年

夏らしい作品として作ったのが、紋切りを使ったうちわです。

まずは、無地のうちわを50人分用意するところからスタート。
さらに、無地と柄物の折り紙を使い、紋切りの型紙も人数分準備しました。

この準備だけでも、なかなか大変でした。

紋切りは折り紙を折って、型紙に沿ってハサミを入れていきます。
細かい作業が多いので、手先を使うこともできます。

「どんな模様ができるんだろう?」
そんなワクワク感もあり、完成したときには、それぞれ個性のあるうちわが出来上がりました。

折り紙で「朝顔作り」|2024年

朝顔・折り紙

こちらは、折り紙で作った朝顔です。

厚紙を台紙にして、柄入りの折り紙でトリミング。
さらに、空白の部分には、お気に入りの写真などを貼れるように工夫しました。

これも細かいパーツを事前にたくさん準備する必要があり、作る前の準備が一番大変だったかもしれません。

でも、利用者さんが実際に作り始めると、そんな苦労も忘れてしまいます。

「見て〜!玄関に飾ってあるの〜」

どの作品も、完成したことがゴールではありません。

一番嬉しかったのは、後日、
「見て〜!玄関に飾ってあるの〜」

と、本当に嬉しそうに話してくれる利用者さんの姿を見ることでした。
その笑顔を見るたびに、

「今回も、満足してくれて良かった」
と思ったものです。

今振り返ると、レクリエーションの作品を作っていた時間だけではなく、

「どうしたら楽しんでもらえるだろう?」
と考えていた時間も含めて、私にとって大切な思い出になっています。

夏になると、あの頃の利用者さんたちの笑顔と一緒に、作った作品の数々を思い出します。