68歳、もし「がん」と言われたら、手術を受けますか?

がん検査 雑記帖

先日、テレビで「30代で脳梗塞と闘う」という番組を見ました。

脳梗塞やがんなど、年齢を重ねると健康について考える機会が増えてきます。

私自身、最近よく考えるようになったのが、「もし自分が大きな病気になったら、どうするんだろう?」ということです。

きっかけは、5月に35年来の友人が手術を受けたことでした。

友人との話題は、いつの間にか健康の話に

私たちは長い付き合いなので、時々一緒にお酒を飲みます。

以前から、

「年を取ると、話題が健康の話ばかりになるよね(笑)」

なんて話していました。

ある時、

「もし医師から、がんかもしれないと言われたらどうする?」

という話になりました。

その時は、

「手術までは受けたくないよね」

などと、半分冗談のように話していました。

ところが、まさか友人自身が、その判断を迫られることになるとは思ってもいませんでした。

「もう少し生きたい」

MRI検査


友人はポリープの摘出手術を受けることになりました。

担当医からは、

「おそらく良性だと思いますが、放置すると将来的に問題になる可能性があるので、早めに摘出した方がいいでしょう」

と説明されました。

友人はかなり悩んでいました。

私も身元保証人として、担当医との相談に何度か同席しました。

そして数日後、友人から出てきた言葉が、

「もう少し生きたい」

でした。

その言葉を聞いた時、私は少し考えさせられました。

ついこの間まで「手術なんて受けたくない」と話していたのに、いざ自分のことになると、やっぱり「もう少し生きたい」と思う。

たぶん私も、同じ状況になったら同じことを言うのかもしれません。

テレビを見ながら、また考えた

先日、NHKの「チョイス」で腎臓がんの治療について紹介されていました。

症状によって治療方法は違うそうですが、ロボットを使った手術など、今はいろいろな治療方法があることを知りました。

友人が受けた手術もロボットによるものでした。

番組では、症状によっては切開手術や、その後の投薬治療を受けるケースも紹介されていました。

最後には、治療を終えた方が、

「これからは妻とできるだけ旅行などを楽しみたい」

と明るく話されていました。

そんな姿を見ていると、

「生きたい理由って、人それぞれなんだな」

と思います。

私なら、どうするんだろう?

一方、友人は今回の手術を経験したことで、

「もう体力的に自信がないから、次は手術を受けない」

と話しています。

私自身はどうだろう?

手術をすれば治る可能性があるなら受けるのか。

それとも、手術はせず、薬など別の治療方法があるのかを考えるのか。

正直、今の私には答えが出ません。

「手術をしてまで生きたい理由が、今の自分にはまだ見つからない」

というのが、正直な気持ちです。

でも、友人の「もう少し生きたい」という言葉を聞いてから、その考えも少し揺らいでいます。

お金はたまらないけど、診察券は貯まる(笑)

お薬手帳

68歳なんて、まだまだ若いと言われることもあります。

確かに、これから先も元気に歩いて、好きな服を着て、美味しいものを食べて、いろいろ楽しみたい。

だからこそ、何か大きな病気になる前に、ある程度の健康チェックや病院との付き合いも必要なのだと思います。

そんなことを考えながら、友人とお酒を飲んでいると、最後はいつもの調子。

「お金はなかなか貯まらないけど、診察券ばかり貯まるよね(笑)」

そんな他愛もない話で、二人で笑っていました。

「もう少し生きたい」

友人のこの一言は、68歳になった私にとって、これからの人生を少し考えるきっかけになりました。

まだまだ答えは出そうにありません。

でも、答えが出ないことを、友人とお酒を飲みながら話せる。

そんな時間も、案外いいものなのかもしれません。