はじめに|あれ?いつの間にこんなことに……
現役時代から還暦を迎える頃まで、仕事柄、Macにはそれなりにお世話になっていた。
オリジナルカタログの制作やグラフィックデザインなど、Macが欠かせない仕事だったからだ。
しかし、還暦を機にアパレルの仕事から完全に退くことになった。
「これから先、もうMacに触れることもないだろうなぁ〜」
そんな思いから、Mac関連の機材をすべて処分。パソコンも手放し、スマホもAndroidに変更した。
そして64歳まで、Macとは無縁の生活を送っていた。
……はずだった。
64歳、まさかのApple復活!

転機は、職業訓練でウェブ関連の学校に通うことになったこと。
再びパソコンに向かい、HTMLやCSSを学ぶ日々が始まった。
スマホは以前からiPhoneに慣れていたこともあり、再びApple製品に戻れたときは、なんとも言えない嬉しさがあった。
まるでAppleから、
「おかえりなさい!」
と言われたような気分だった。
もちろん、そんな声が聞こえたわけではない。
……たぶん(笑)。
若い人たちに負けていられない!

学校ではWindowsをメインに使用していた。
ところが、HTMLやCSSの勉強を進めるうちに、授業だけでは追いつかない不安が出てきた。
若い人たちとの理解力や習得スピードの差を感じ、家でも復習する必要があると思い始めたのだ。
「このままでは、授業についていけなくなるかもしれない……」
そこで考えた。
「長い目で見れば、中古のMacを買ってもいいんじゃないか?」
そして、Yahoo!フリマで見つけたIntel搭載のMacBook Proを購入。
今思えば、このあたりから私のApple沼が再び始まったのかもしれない。
気がつけば、こんなApple製品が……

一度スイッチが入ると、あれも欲しい、これも欲しい……。
そんな気持ちが少しずつ芽生えてきた。
現在、私が使っているApple製品を並べてみると、こんな感じだ。
- iPhone 13 mini → iPhone 15 Pro → iPhone 17
- Apple Watch Series 8 → Apple Watch Series 12
- Intel搭載MacBook Pro → MacBook Air M3
- iPad Air M2
- Apple TV 4K
- HomePod mini × 2台
こうして並べてみると、なかなかの顔ぶれである。
もちろん、私にとっては生活や趣味に欠かせない道具たちだ。
ただ、冷静に考えてみると……。
「おいおい、年金生活の68歳。ちょっと待てよ!」
そんな声が、心のどこかから聞こえてくる(笑)。
日進月歩の世界に、いつまでついていけるのか?
最近、ふと思うことがある。
新しいOSや機能が次々と登場し、便利になる一方で、機能によっては新しいモデルでなければ利用できないこともある。
もちろん、古いモデルがすぐに使えなくなるわけではない。
壊れるまで大切に使い続ける。
それも、年金生活を送るうえでは大切な考え方だと思う。
しかし、ここで悩ましい問題が出てくる。
自分の年齢はアップデートできても、ガジェットのアップデートまで追いかけ続けられるのだろうか?
68歳の今は、新しい機能を知るのも楽しい。
知らないことを調べたり、試したりすることにもワクワクする。
でも、70歳を過ぎたらどうだろう。
新しい機能を追いかけるより、今ある機能を使いこなすほうが楽しくなるかもしれない。
それとも、相変わらず新しい製品を調べては、物欲と格闘しているのだろうか(笑)。
便利さを追いかけることと、楽しむこと

本当は、どこかで必要最低限に絞っていくべきなのだろう。
年金生活だからこそ、お金の使い方には気を配りたい。
とはいえ、何でもかんでも我慢すればいいというものでもない。
自分の暮らしを便利にしてくれる物。趣味を楽しませてくれる物。新しいことに挑戦するきっかけをくれる物。
そうした道具にお金を使うことまで、否定する必要はないと思っている。
問題は、必要だから買うのか、それとも新しい物が出たから欲しくなるのか……。
このあたりの見極めが、なかなか難しい(笑)。
今はまだ、そんな悩みも楽しみの一つなのかもしれない。
おわりに|70歳になった自分に聞いてみよう

古希を迎えたとき、私はどんなことを考えているのだろう。
今と同じように新しい技術に興味を持っているのか。
それとも、お気に入りの道具を長く使うことに喜びを感じているのか。
今から答えを出す必要はない。
そのときの自分が、無理なく楽しめる方法を考えればいい。
年齢を重ねることと、新しいことを楽しむことは、必ずしも相反するものではないはずだから。
あ〜〜ぁ、68歳。
まだまだ人生の途中です。
さて、私のApple沼は、これからどうなることやら……(笑)。
