5月・菖蒲の折り紙|認知症予防につながる理由

折り紙・菖蒲 ブログ

折り紙が認知症予防に良いと言われる理由

折り紙・菖蒲


折り紙は指先を細かく動かすことや、完成図を想像しながら手順通りに折っていくことにより、脳の広い範囲を活性化させるため、認知症予防に非常に効果的とされています。

  • 脳の活性化(指先の刺激):指先には多くの神経が集中しており、動かすことで大脳が刺激されます。また、紙を折ったり折り目をつける動作は脳の血流を促します。
  • 空間認知能力の向上:平面の紙から立体の作品を作り上げる過程で、空間的な位置関係を把握し、出来上がりを予想する力が鍛えられます。
  • 記憶力と集中力の維持:折り方の手順を思い出しながら進めることで記憶力が刺激され、角を綺麗に合わせるなど集中力が養われます。
  • 達成感と自己肯定感:作品を完成させることで達成感や喜びを得られ、ストレス解消やリフレッシュにもつながります。

高齢者福祉の現場で大切にしていたこと

  • 季節感のある花を選ぶ
  • 難しすぎず簡単すぎない作品
  • 90分以内に完成できる工夫
  • BGMで落ち着ける空間づくり
折り紙教室

10時から始まる前の準備が大変で、ちゃんと人数分揃っているか確認しながら、BGMはどんな音楽がみなさん好むか考えている時間もまた楽しいものです。

最初は「できない!」の大合唱

最初は「こんな難しいのはできない!」「細かいことは面倒くさい!」など始まる前から大騒ぎでした。

しかし、いざ始まるとトイレ休憩にも行かず黙々と折っている方がいて、むしろ私の方が困ってしまい「水分補給とトイレに行ってください」と、お声がけする始末でした。

完成した時の笑顔が忘れない

折り紙あやめ


そしていよいよ完成した時の満面な笑顔が今でも忘れられません。達成感のよろこびや、みんなで作品の見せ合いから生まれるコミュニケーション。最後に皆さんの笑顔で帰られる姿を見て私も同時に嬉しい気持ちで一杯でした。

そして、利用者さんが完成した菖蒲(あやめ)をトートバッグに入れて地下鉄に向かっている最中に、同年齢くらいの女性達に突然「それって本物の菖蒲ですか?」「いえ、折り紙教室で作ったんですよ」と伝えると、とても綺麗にできていると褒められたのよ。その利用者さんが後日、私に笑顔でお話ししてくれたことを思い出しました。

折り紙は、作品を作るだけではなく、人の心を穏やかにし、笑顔を生み出してくれる時間でもありました。

コメント